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【#2 なぜ大谷町なのかわかる】大谷町の地下空間をテクノロジーで盛り上げたい


前回は、私たちsynschismoがなぜ3Dスキャンを扱うようになったのか、そのきっかけをご紹介しました。


今回はなぜ大谷という舞台でプロジェクトを立ち上げようと思ったのかという背景をお話ししたいと思います。


 

【目次】

・地下空間があるからこそできるまちづくり

・地下と地上を俯瞰的に見ることで活用しやすく

・事始めとして地下空間の一部をデータ化する

 

地下空間があるからこそできるまちづくり

栃木県宇都宮市大谷町には、大谷資料館で扱われている部分だけでも2万㎡にのぼる地下空間が存在しているそうです。そのような地域資源をもっている大谷町では、大谷石を用いた景観づくりや地域ブランディングはもちろん、地下空間がもつ特徴を利用した取り組みが行われています。


大谷のブランドである「大谷夏イチゴ」は、大谷地下空間の地下貯留水を地上の農業用ハウスまでくみ上げることでイチゴの株元を冷やし、夏場のイチゴ栽培を可能にしています。



このように大谷町では、地下空間があるからこそのまちづくりが行われているんですね。




地下と地上を俯瞰的に見ることで活用しやすく

大谷資料館入り口付近と奥に広がる地下空間

しかし、これから事業をはじめたい人や地下空間を活用してみたいと思い立った人々にとって、地下空間を把握するのは難しいですし、そのうえで地上との関係性を踏まえた計画をするのは簡単ではないと思います。


そういった事前計画を手助けするひとつの方法として地下空間と地上を立体的に俯瞰することが可能だと考えます。


地下空間を視覚的に見えるようにすることで、地下空間のさらなる活用がしやすくなるのではと考え、今回のプロジェクトを立ち上げました。




事始めとして地下空間の一部をデータ化する

このような活用は、地下空間をスキャンするだけでなく、地上のあり方も同時に捉えていくことより良いと思います。


今回は地上まで扱うことはできませんが、事始めとして大谷の特徴でもある地下空間を一つの実験として3Dスキャンを行いデータ化することに決めました。

また、得られたデータをもとに実験し共有することで、さらなるアイデアを育む土壌をつくりたいと考えています!


 

今回は、大谷という舞台でプロジェクトを立ち上げた背景についてお話ししました。


実験的に地下空間をデータ化し、多くの方に共有し、「こんなのつくってみた!」「こんな使い方もあるよ」といった発見を共有しながら盛り上げていきたいと思います。


次回は、クラウドファンディングの目的とその背景について紹介したいと思います。


次回もよろしくお願いします!!

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